お利口さん?爽やか君? How would you say “orikou-san” and “sawayaka-kun” in English?
お利口さん:a goody two-shoes (ハイフンがない表記もあり)
爽やか君:Mr. Sunshine, Mr. Refreshing, Mr. Pleasant
「お利口さん」という言葉が出てきたら、私だったらこのシチュエーションでは咄嗟に ”good boy” と訳してしまうと思いますが、ハイキュー‼ では若干皮肉の気持ちも込めて使われています。吹き替えでも字幕でも一貫して “goody two-shoes”と訳されていました。こちらは「嫌味なくらい良い子ぶった」という意味で、イギリス英語でもよく使われるそうですが、私は初めて聞きました。辞書によると、由来は18世紀の童話だそうです。Adam Antという歌手による同名の楽曲もあります。その他英米でよく使われるのは、goody-goodyですが、こちらも揶揄の気持ちが込められています。
「さわやか君」は、青葉城西高校首相の及川徹が烏野高校副主将の菅原 孝支(すがわら こうし)のことを皮肉を込めて(心の中で)呼ぶニックネームです。各媒体の各場面でいろいろに訳されていました。私だったらやはり原文通りrefreshingを使いそうです。通訳者としては、原文の単語に囚われずにいろいろなバリエーションを持って、「発話者の意図」を訳せる引き出しが大切です。