*写真は坂井本人の遠隔同時通訳のセットアップです。2台のPC、1台の大スクリーン、2台のモバイルデバイスを駆使して行います。
ビジネス、教育機関向け、エンタープライのZoomアカウントをお持ちの方や企業、あるいはプロアカウントでも追加料金を払ってウェビナーアドオンを追加した場合は同時通訳機能通訳をお使いいただくことができます。同時通訳専門の有料プラットフォームを使うよりは使い勝手は悪くなりますが、皆さんが使い慣れていらっしゃるであろういつものZoomに同時通訳をつけることができますので、気軽なのではないでしょうか。
使い方はZoomの公式HPに詳しく書いてありますので、ここでは簡単に説明いたします。
- 新しいミーティングを設定する画面で、「言語通訳」を有効にする。上記有料アカウントをお持ちなのに「言語通訳」の選択肢が出てこない場合は、Zoomサポートに連絡してこの機能を有効にしてもらってください。
- 通訳を聞きたい言語(日本人の場合は通常日本語)を選択してください。
- 通訳者が会議にログインする際のメールアドレスを入手してください。ミーティングへの招待もそのメールアドレスを使ってください。
- ミーティングIDは自動生成を選択してください。
- 通訳者のメールアドレスを入力して「通訳者指定」を行ってください。
- 当日ミーティングが始まったら、「ミーティングコントロール」の「通訳」を選択して通訳機能を開始させてください。通訳者の画面には、通訳者としての役割を受け入れるかどうかの小窓がポップアップします。通訳者がOKを押して役割を受け入れたら通訳機能を使い始めることができます。
通訳を聞く側の方たちは、画面右下の三つの点をクリックすると、いろいろな機能が出てきますので、その中から「言語通訳」選び、聴きたい言語つまり日本語をクリックして(チェック印がつきます)、そのあと必ず右上にある「完了」もクリックしてください。言語を選んだだけで完了を押し忘れると通訳を聞くことがきません。その際、オリジナルの音声を重ねて聴きたくない場合は、「オリジナル音声をオフにする」もクリックしてください。
通訳者を使ったウェブ会議では以下の点にご注意ください:
- 同時通訳は通常2名以上の通訳者が交代で行いますので、最低でも二人の通訳者をご予約下さい。
- 聴きながらほぼ同時に訳していく同時通訳者にとって、耳に入る音声の質は非常に大切です。発言なさる方は必ず外刺しのマイク(ヘッドフォンやイヤフォンについているもので十分です)をお使いになり、ご自身が発言なさっていない間は必ずミュートにしてください。
- まれですが、大部屋にあるご自分のデスクから会議に参加する方もいらっしゃいます。そうすると通訳者に周りの雑音も聞こえてしまい同時通訳の妨げとなりますので、できるだけ他の方のいない静かな部屋で会議にご参加ください。
その他ウェブ会議における通訳に関してご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
sakai@londoninterpreter.com
+44 7506 739464